〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
今回は、ルビーとサファイアのイヤリング2点です。
大変贅沢なイヤリングをご堪能下さい。
Ruby: 5.23+5.13cts Oval-shaped
Origin: Burma Gubelin+SSEF
Treatment: No indication of heating
Estimate: HK$13,500,000 – HK$20,000,000
落札価格(手数料込み): HK$16,340,000 $2,110,200(1億7,500万円)
1カラット当たり価格:約$200,000(約1,600万円)
正にピジョンブラッドと称するに相応しい美しいルビーです。
何よりも透明度が秀逸です。
6月2日のブログで紹介した、記録を塗り替えたゴルコンダダイヤモンドの単価(1カラット当たり)と同額です。
ダイヤモンドは20カラットサイズ、方やルビーは5カラットサイズです。
高品質のルビーが如何に稀少か分かる良い例です。
○Sapphire Dimaond Ear Pendants
Sapphire: 14.84+13.47cts Cushion-shaped
Origin: Kashimir Gubelin+AGL
Treatment: No indication of heating
Estimate: HK$13,500,000 – HK$20,000,000
落札価格(手数料込み): HK$32,020,000 $4,135,165(約3億4,000万円
1カラット当たり価格:約$146,000(約1,200万円)
落札者:アジアの個人
何と言う贅沢なイヤリングでしょうか。
10カラットを越えるカシミールサファイアを2つ揃えてイヤリングに仕立てています。
カシミールサファイアの中でも最高ランクの品質の形、色を揃えることは至難のことです。
横使いにしたことでよりボリューム感が増しています。
続く。