〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
昨日のSotheby’s に続いて、Christie’s のジュネーブ MAGNIFICENT JEWELS オークションが行われました。
落札総額CHF49,083,050 約$53,400,000(約41億2,300万円)とまずまずの結果になりました。
トップロットは最終のGRAFF社製のダイヤモンドリングで、なんと落札者も同じGraff氏でした。
1991年のGIA Diamond grading reportが付いていることから、20年後に買い戻した結果となりました。
落札価格も見積価格を大きく上回って競りあがっているので、よほど商品に自信があるのか、はたまた既に注文をもらっているのか真相は分かりませんが、いずれにしてもKing of diamondの名を欲しいままにしています。
Oval-shaped Brilliant-cut
24.30cts
D Internally Flawless
見積価格:CHF2,600,000-3,200,000 $2,900,000-3,500,000
落札価格(手数料込み):CHF3,667,000 約$3,993,363(約3億1,000万円)
1カラット当たり価格:約$164,000(約1,260万円)
落札者:Laurence Graff
続く。