〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
6.DiamondCheck(機械の名称)
ダイヤモンドを天然であるか人工又は高温高圧処理の可能性があるものを分ける装置の紹介
大きさ:トースター大
対象サイズ:0.01-10.00ct
計り方:フェイスダウンで一つ一つ置く
計測時間:1個5秒以内(小粒には5秒以上かかる場合がある)
計測装置:フーリエ赤外分光光度計で計って分析。
カラーの範囲:DからNカラー
対象:原則としてルースのみ
(De BeersのDiamondsureは可視分光と紫外線の領域を見ているので全く違う)
○結果は3つに分けられる
1.天然ダイヤモンド
2.ダイヤモンドであるが、合成か処理の可能性があるのでラボにて更なる鑑別が必要
(TypeⅠb、TypeⅡが分類される)
3.類似石
(モアサナイトやキュービックジルコニアのようなダイヤモンド以外の類似石)
きちんと使われるなら精度は100%
グリーンが天然であるか放射線であるかの判断は出来ない。
世界の8つのダイヤモンド取引所に貸し出す(東京含む)
オペレーターの訓練は1時間程度
1台$23,900(約250万円 税別 $1=\105 )
GIA GemFest以上。