【第2回】 2017年11月14日開講
セブンアカデミー『自分で出来るジュエリーの品質判定』第二回に参加しました。会場は市ヶ谷の線路そば、真新しい白いぴかぴかのビル。エレベーターで上がる時から「やるぞ」感が高まります。
今回はいよいよ、品質判定の「核心に迫る」とのこと。講師の諏訪恭一先生が、まずは「ジュエリーのどこを見るのか」をレクチャー。
A 宝石の品質、サイズ、姿
B 宝石の洗濯、組み合わせの構想
C 石留の選択、構造
D ジュエリーとしての構想
E 仕上げの丁寧さ
この5ポイントを鑑みて、実際に12点のジュエリーを手に取って見ながら、ジュエリーを5段階(EX、VG、G,F、P)に分けるのが今日のセミナー内容です。
「ジュエリーの善し悪しは直感的に感じられます」
「裏取りが大事。裏を見れば制作者の意図が分かります」
先生からヒントを受け、いざ、スタート。ピンブローチ、リング、カフスなど、サンプルのジュエリーは宝石もアイテムもさまざま。手に取ってルーペでチェック。裏取りや刻印もチェック。1点にかけられる時間は2分30秒。焦ります~。
見終わったら先生が全ジュエリーのランクを発表。当たっていたのもあれば、2段階もはずれているジュエリーもあってガックリ。全体的に自分は点数のつけ方が甘いなというのも発見でした。
5つのポイントを見ることに一生懸命になり過ぎると、「直感」のほうがゆらいだり、逆に「直感」を信じ過ぎると、5つのポイントの見方がおろそかになったり。このどちらもがバランス良くできることが、自分でジュエリーの価値判定する上で大事になりそう。でも、いいジュエリーは見ただけで、駄ジュエリーとはまったく違うオーラがあることを、あらためて実感できたのも今日の収穫でした。
次回でいよいよ最終回。ちょっとサビシイです。
ライター・エディター 宮坂敦子