〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
アントワープにある3つのダイヤモンド取引所の1つが入っているADCビルの入り口です。
沢山のバイヤーがこのドアーをくぐります。
この先は、パスがないとゲートを通ることが出来ません。
パスが無い人は、アポイントの確認が必要です。
プロの世界です。
本日、運よくカナダのBHP社のEkati鉱山の原石に出会いました。
原石は、通常は入荷から1週間以内には全て完売されます。
入りたての原石に出会うにはタイミングが全てです。
これは、マイナス7 メイカブルです。
インド向けの主にメレー用の原石です。
マイナス7とは、7番の篩いにかけて落ちるサイズと言う意味です。
直径2ミリ未満で、40分の1カラット以下のサイズになります。
重さは、22,000カラットです。
約4.4キログラムです。
砂糖でもこんなに買いませんよね。
万年筆の大きさでお分かりになると思います。
クローズアップでみると様々なのが良く分かります。
原石のプロは、この状態ですと産地が分かるようです。
研磨すると難しくなりますが。
今日は、原石に出会えて幸運でした。