原田コラム

2008/02/14

南極からルビー?

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

 

昨日の日経新聞夕刊のコラム「地球の極を究める」に大変興味深い記事がありましたので原文のままでご紹介します。

「やっぱりあったか」
15年前、現国立局地研究所副所長の本吉洋一郎は、南極の昭和基地の東方100キロメートルで地表から露出していた岩石(露岩)の中にルビーを発見した。
2億年ほど前、昭和基地の目の前にはスリランカがあったとされる。
もし、この仮説が正しければ、「昭和基地の近くでもスリランカのように宝石が出るはずだ」。
そう思って探してみたら、予想が的中した。
昭和基地の西側は南アフリカとつながっていたはずなので「ダイヤモンドが出ても不思議じゃない」という。

大陸の誕生と進化の研究で見つかったことですが、大陸の移動と宝石の産地の関連を覚える上では良い機会です。

以下に関連ページのリンクを張りましたので、ご興味ある方はご覧ください。

〇南極から地球を考える

〇地球のダイナミズム

〇PALEOMAP Project
このサイトのページの左に大陸の移動が過去から未来に20段階に分かれて図解されています。
大陸がどのように動いて現在の位置にあるか、また未来はどのようになるか推測されています。