〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
ルースからリングが出来上がるまでの製作過程を約2ヶ月かけてアップしていきましたが、終に完成です。
ルビーのルースを購入してから周りのダイヤモンドを調達するまで何ヶ月かかかりましたので、実際には半年以上を必要としました。
もっと早く作ることもできますが、仕事が粗くなり完成度が低くなります。
前回からの改良点は、ルビーの爪をイエローゴールドのイーグルクロウ(鷲爪)二本爪からプラチナの頭を丸く仕上げた1本爪に変更したことです。
このルビーはルースの段階ではプラチナの爪に留める予定でしたが、私の迷いでイエローゴールドにしてしまい、職人さんにご迷惑をかけました。
強く濃いルビーでしたらイエローゴールで留めることで強さを緩和することも出来ますが、やはりこれだけ透明度が高いルビーはプラチナの爪で留めることによって、更に透明度が強調されて気品が高まります。
では、色々な角度からの写真をご覧ください。