原田コラム

2008/09/25

香港ショー

〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。

 

Hong Kong show Grand Hall

9月17日(水)より21日(日)まで香港ジュエリー&ウォッチショーが香港コンベンションセンターで行われました。
別会場のアジアワールドエクスポを含めると2,500のブースと世界各国から38,000人以上が来場する、スイスのバーゼルショーに並ぶ宝石と時計の国際的なショーです。
来場者が多いのは、業者だけでなく消費者も入場が出来るからです。
もともとジュエリー好きな香港の人の興味は、ショーに来場することで更に高まります。
山口遼さんも主張しているように、日本のショーでも一般来場者を受け入れることが、消費者のジュエリーへの関心を高める効果をもたらすのではないでしょうか。
バーゼルショーも入場料はかかりますが、一般の方も入場出来ます。

Hong Kong Convention Centre

会場は、7つの大きなホールから構成されて、端から端まで歩くだけで10分程度かかります。
丹念に見ると5日間の会期でも十分ではありません。
Grand Hallと言う特別な会場を除いて、各ホールは大雑把に出展国別のグループに分けられています。
一番上の写真がGrand Hallの入り口です。
出展料が高いので、資金力がある大手の業者が出展の中心になり、高品質の商品が多く見られます。
特にスイスの業者と香港の業者のブースは見ごたえがあります。

Hong Kong show Beads

香港ホールのビーズコーナーです。
何本で幾らと言うより、キロ幾らの世界です。

次回は、香港ショーで気になったことをお伝えします。