〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
私の会社では、社内でも得意先、仕入先、協力工場、競合先、社員等全てに「○○さん」と等しく呼ぶことにしています。
内では呼び捨てで、外では「さん」又は「様」づけで呼んでも誠意は伝わりません。
取引先に関しては上司の意識が高ければ徹底できますが、結構難しいのが社員間の「さん」づけです。
特に男性の先輩社員は後輩を「君」で呼ぶ習慣があるので厄介です。
学校のように年齢に応じて年次が異なれば使い分けも可能でしょうが、社会に出ると年齢と役職が一致しない場合が多くなります。
また、先輩社員が後輩に「君」づけで呼ぶ時は、暗に自分が上なのだと虚勢を張っているように聞こえることがあります。
会議の席でも等しく「さん」づけで呼んだ方が意見も言いやすく、発言の扱いがより平等になります。
もちろん先輩を敬う態度は必要ですが、呼び方一つで空気がよくなるものです。
本来の言葉の使い方や歴史に囚われずに、良い空気を作る努力をしています。