〜ジュエリーコンシェルジュ原田の宝石コラム〜
宝石の価値判定の最前線で働いてきたジュエリーコンシェルジュ原田が
世界のジュエリー業界の動向についてご紹介いたします。
昨日New YorkでChristie’sのジュエリーオークションが行われました。
<結果>
落札総額:$52,492,137 (約43億円)
落札率:90%(ロット数)95%(金額)
稀少性の高い宝石が強いマーケットが続いています。
世界情勢を反映し、落札で目立ったのはアジアの個人客です。
最も注目されていたのは、私の9月14日のブログで紹介したBvlgariのBlue Diamondです。
期待通り、$15,762,500(約13億円)で落札されました。
落札者:アジアの個人客
Christie’sによるとオークションにおけるブルーダイヤモンドの1カラット当たり価格の世界記録とのことです。
この1点でオークションの総落札金額の3割を占めます。
ブルーやピンクに代表される稀少性が高いファンシーカラーのダイヤモンド価格の過熱が続いています。
カラーレスの9.87カラットの価値を除いても1カラット当たり1億円以上になります。
10.95cts Triangular cut Fancy vivid blue VS2
9.87cts Triangular cut G VS1(Potentially Internally Flawless)
気になったジュエリーを本日から何回かに渡ってアップします。