格付け解説
EX(エクセレント)全体の0.2%
非常に優れた構想によって入念に仕立てられたジュエリー。宝石は最上級のものが使われ、その美しさが存分に引き出されており、細部にわたって妥協せずに仕上げられている。
この商品の特徴と魅力
中心のオーバルシィエプのピンクダイヤモンドは色の濃さからオーストラリア アーガイル鉱山産と思われます。GIAのグレードはファンシー ビビッドパープリッシュピンク SI2 で0.36カラット 日本語で言うと、とても濃くて彩度が高い赤紫がかったピンク色、ビビッドとしているだけあってブラウン味を殆ど感じないとても美しいピンク色です。クラリティーグレードはSI2ですが、ルーペで確認しても外側から内側にかけて伸びている殆ど色がついていないフェザーが一番大きいインクルージョンですが、これもルーペでも直ぐ見つけられるようなものではありません。その他はガードル近辺に幾つかある細かいフェザーだけです。アーガイル鉱山はインクルージョンが多く肉眼で見えるIクラスのダークインクルージョンと言われる黒いものが一般的です。このSI2はアーガイル鉱山としてはトップクラスのクラリティです。またルーペでよく見ると帯状のピンクが確認できます。これもアーガイル鉱山のピンクの特徴です。輪郭にもレポートのプロット図とほぼ同じ理想的な輪郭で縦横比も太からず細からずバランスが良く、シェイプアンドカッティングスタイルを見るとオーバルブリリアントとあります。オーバルシェイプのブリリアントカットと言う意味です。最近はガードルの下にエクストラのファセットを入れてプリンセスカットにして色を豊かに見せるカットが一般的ですが、その場合はシェイプアンドカッティングスタイルがオーバル モディファイドブリリアントとなります。純粋なブリリアントカットで色が濃いと言うことは素材の持っている色が濃いと言うことで、最近では稀少です。
フローレッセンスとは蛍光色という意味でミディアムブルーとあります。中くらいのブルーという意味です。紫外線を当てるとこのように反応します。ブルーの反応は天然のピンクの特徴です。放射線処理のピンクですとオレンジ色の反応が出ます。
左右に広がっているラウンドブリリアントのダイヤモンドもGカラ―、VSクラス以上でカットが揃ったジェムクオリティが使われています。セッティングも目立たないように4つの爪で内側から留めることでラウンドの輪郭を綺麗に見せています。横から見ると半月形の窓が空けられて横からも光が入り易くしてあり、その面もタガネで綺麗に彫られて照り返しが明るさを増しています。
刻印はMIKIMOTO PT950 0.36ct シリアル番号 D0.91ct ミキモト製 プラチナの純度は95% ピンクダイヤモンドは0.36カラット ラウンドダイヤモンドの合計は0.91カラットという意味です。
稀少性の高いピンクダイヤモンドを日常使いできるバンドタイプにセットした贅沢なリングです。
肉眼で気になる傷みは殆どありません。